哀愁が漂う大人の音色がするオーボエの魅力

古から音楽家に愛されたオーボエ

「オーボエ」はバロック時代から多くの音楽家たちに愛された楽器で、哀愁が漂うようなヨーロッパなどの牧歌的な雰囲気がする美しい音色が特徴です。独特の暖かみのある音で奥の深い楽器の1つで、もともとチャルメラが原型と言われていて17世紀に入るとバッハやテレマンたちに好まれミサなどの宗教曲として使用されました。一般的なものはC(ド)を基調としていて「フル・オート」と「セミ・オート」に分かれていて、「フル・オート」はドイツスタイルを好む人に使用され、「セミ・オート」は調整しやすいので初級者から上級者まで幅広く使われています。「オーボエ・ダモーレ」はA(ラ)を基調としていて、「ボレロ」などにも使用され柔らかい音色が特徴的です。

繊細なオーボエはメンテナンスが大事

「オーボエ」は繊細な楽器なので注意が必要です。まず分解し、割れやヒビを防ぐためにスワブや羽根などで水分を取り除きます。ジョイントの部分は水が溜まるのでガーゼなどで丁寧に取り除きヒビ割れを予防しましょう。トーンホールとコルクタンポの間はクリーニングペーパーで水や汚れを取り、キイに付いた汚れや指紋などはポリシングクロスなどでやさしく拭きます。強く磨くとロボが取れる場合があるので注意が必要です。キイから音が出たらキイオイルを少し差したりし、リードは水の中に入れて小羽根を軽く出し入れし汚れを出します。手入れが終わったらケースに入れておき、なるべく湿度を一定にしておくと最適の水準を保持することが可能です。

オーボエは木管楽器の一種でダブルリードで音を出す円錐管の楽器です。かつては弦楽器だけで構成されていたオーケストラに初めて導入されました。